《伊月side》



多分、俺は恋華依存症。



「恋華、どこ行くの?」

「どこって……トイレですけど?」

「あっそ」

「着いて来る気でした?」

「そんなことあるかよ。自惚れんな!」


トイレじゃなければ、着いてく気だった。


さすがにトイレまで着いて行ったら恋華にぶちギレされそうだ……。



トイレから戻って来た恋華を後ろから抱きしめる形で座らせる。


側にいるとやっぱり落ち着く~………。


「あと1週間で帰国したのに……待てませんでした?」

「待てませんでした」


もう今はプライドとか自分のキャラとか、そんなの一切関係ない。


「恋華ぁ~……」

「伊月くん?」


ただ、お前に触れてたいだけ。