「こーのーはー!!起きる!朝ご飯食べるよ!」
「うっ……もう…朝…」
リナちゃんの声が部屋中に響き渡る。
ダルい体を無理矢理起こして、新しい制服に腕を通す。
眠たいよ~……。
「これから寮で朝ご飯。それから真っ直ぐ教室で授業!OK?」
「うん……オッケー……」
「恋華って朝苦手なタイプ?」
「かなり苦手ですね」
「ははっ!元気ないとやってけないよ~?」
もちろん、朝ご飯は泣きたくなるほどの量を食べさせられ……
お腹いっぱい……。
それに留学するってことを甘く考え過ぎてました。
授業は当たり前だけど英語が飛び交う。
「難しすぎるよ~……」
完全にリナちゃんがいないとやってけない!
伊月くん……側にいてほしいです…。
1日目なのに心が折れそう………
でも、きっと伊月くんならあたしの背中押してくれるから頑張らないと。