あたしが後ろを振り返れば、伊月くんと唇が触れる。


優しくて甘いキスから、だんだんと深くなっていく。


「はっ……んんっ……伊月くん…?」


何も言わずにあたしを抱き上げて、ベッドにバフッと降ろす。


ふかふかのベッドの心地よさに浸っている間もなく、角度を変えて何度もキス。


「恋華……シていい?」

「い、いきなりですか……。夜じゃダメ?」

「昼間も夜も2回するつもり」

「うっ……マジですか…。……あっ」


あたしの有無は関係ないらしく……


首筋に感じるチクッとした痛み。


最近の伊月くんは、あたしの首筋に赤い印を残したいみたいです……。


「痛いっ……伊月くん……ヤ、ヤダ……んっ」

「否定してるくせに、声出てるじゃん……。かわいいな、お前」

「いっ、意地悪…俺様…!」

「なに?もっと俺にイジメてほしい?」


あたしの体を勝ち誇った目で見詰める。


俺様な伊月くんは、こうゆう時は紳士なんて言葉一切ありません!


うっ~……恥ずかしい…。