しかも、ベッドに押し倒して俺が恋華の上に跨がってる状態。


バカだな………俺。


部屋に連れ込んで早々、こんなことしたら体目当てって勘違いされるかもじゃん。


「……大人しくしろよ?」


なんで、まず素直に気持ち伝えられねぇんだよ!!


気持ちとは真逆に、恋華の制服のブラウスのボタンをゆっくり外す。


不思議な顔して俺を見上げて抵抗すらしない。


「なんで拒まねぇの?」

「あたしが自分勝手だから……」

「は?自分勝手?」


目に涙を浮かばせて俺から目を逸らした。


「自分勝手なこと言ったのに伊月くん助けてくれた……。好きなようにして?」

「お前って俺に我慢できなくさせるの得意だよな」

「そんなこと……んっ」


唇を塞ぐと苦しそうな顔で俺にしがみつく。


かわいい………


やっぱ手放すなんて無理だわ。