そんなことで、あたしと伊月くん、翔大くんのメンバーでお昼タイムなのです!
「なんか楽しいね~♪みんなでお昼って!」
「そ、それはよかった…」
「こんな楽しいお昼は中学以来だなー。ねっ!伊月さん!」
「あれは俺らんとこに勝手に来てただけだろ」
「そんなこと言わずに~!」
翔大くんと伊月くんって中学生の時、仲良かったの…かな?
今は伊月くんの機嫌がすこぶる悪いから、とても仲良く見えないけど。
その空気を破るかの様に、昼休み終了のチャイムが鳴る。
「じゃ、また!伊月さん、またお邪魔させて下さいねっ」
「はぁ?絶対ヤダ」
「ヒドイな~……恋華ちゃんバイバイ♪」
あたしが軽く手をヒラヒラ振ると、満足げに教室から出てった。
………問題はここらです。
伊月くんのご機嫌が、かなり斜め。