そのリーダー格っぽい女の子に言われた条件は3つ。
「神城様ファンクラブ会長として言うわ!
1神城様はみんなの憧れ。
2出過ぎた行為は許さない。
3これ以上近付くな!」
「原則この3つを貴女にも分かっていただきたいわっ」
「次、また出過ぎたマネをしたら……この高校に居られなくしてやる…」
『神城様~!』と騒ぐ時とうって変わって、低い声で話す女の子。
つい身震いがする……。
とゆうか、神城様ファンクラブなんてこの学校に存在したんだ……。
これ以上神城伊月くんに近付いたら、あたしの身の危険が高まる!
ってか………あたしじゃなくて神城伊月くんが近付いて来たんだけども…。
やっとのことで女子グループから解放され、教室に戻るところを早速捕まった。
「昼までにパンと水な」
「……はい」
今日もまた、神城伊月くんのパシリです。