お昼を食べ終わってからは、莉理ちゃんと二人で浜辺をお散歩。


いとこだから伊月くんの昔話をたくさん教えてくれる!


「伊月とは日本で幼稚園一緒だったんだけど、当時からモテモテ!」

「やっぱりね~!小さい伊月くんもかわいいと思う!」

「毎日のようにラブレターもらってたもん。ま、冷たくあしらってたけどね」


小さい頃から、もう今の伊月くんは完成してたんですね……。


今だに全く興味のナイ女の子には冷たい。


変に優しくしてて、いつも嫉妬するのはヤダけどね?


「昔はもっと俺様でヤンチャで!……まぁ、あのことがあってから落ち着いたみたい…」

「……あのことって?」

「あ……伊月から聞いてないかな?」

「どんなことか分からない……」

「そ、そっか~……」


言いにくそうに焦った顔で下を向いた。


あのこと………?