次のお店はピンクを基調とした、全体的にかわいいお店。


この甘い雰囲気だけでも好き。


「入るの躊躇するな……。恋華一人で見て来いよ」

「それじゃあ、デートじゃないもん!一緒に入って下さい!」

「マジか……。絶対に俺のこと一人にすんじゃねぇぞ!」

「分かったから!」


伊月くんの手を引っ張って、お店に入り店内を回る。


ワンピースもかわいいけど、夏に向けてのサンダルもかわいい……。


「……あ、恋華。コレは?」

「ん?あー!かわいい♪ピンク~♪」

「気に入ったんならプレゼントする」

「さっきもプレゼントしてもらったよ」

「これが、ほんとの今日のプレゼントってことじゃダメ?」


あたし好みのショッキングピンクのバッグ。


欲しいのは山々なんだけど………


さすがに伊月くんに頼りすぎ。