その断り方が……遠慮してるのが気にくわなかったのか、黒のワンピースを持って勝手にレジへ。


うわわわ……ほんとに買ってくれる気だ！


「い、伊月くん！買ってもらうなんて悪いよっ……」

「黙れチビ。彼女には我慢させたくねぇの。……すいませーん、コレ下さい」

「はい！ありがとうございます！……7850円になります」


現金で一万円を軽々と出す。


カッコイイ……とゆうか、伊月くんに買ってもらっちゃいました……。


ショップバッグを受け取ったあたしは、すごく嬉しい気分。


「伊月くん！ありがとう……まさか買ってもらえると思ってなくて……嬉しい！」

「そんなんでいいなら、いくらでも買ってやるけど」

「ううん！もう十分です。やった～♪」

「次どこ行くの？」

「まだ服見ます！」


伊月くんと手を繋いで、もう一つ上のフロアへ向かう。


意外とカップルで来てる人も多いんですね～…。


こんなにカッコイイ彼氏といるってあたしの自慢だね。