バス停で待つこと数分、数人の人を乗せたバスに二人で乗る。
伊月くんと隣同士で乗るけど、キョロキョロ周りを見渡す。
「もしかして……伊月くんってバス初めて?」
「乗ったことねぇな。必ず柳田が送り迎えするから」
「いいね~。でも、これで初バス記念です」
「ところでバスってどやって金払うんだ?」
「………運転手さんのところでお金払うんだよ。あとで教えるね」
そうだ……伊月くんは典型的なお坊っちゃま。
バスなんてきっと貸し切りの高級なモノにしか乗ったことないんだろうね……。
羨ましい~!
20分ほどバスに揺られて駅ビル前に着いた。
この時間は学生で賑わってる。
無事、伊月くんにバス料金の払い方を教えてあげて着きました!
「うわ……すっげ~人…。ここで何すんの?」
「ショッピング!服見たいなぁ~♪」
伊月くんの手を握っていざ、駅ビルへ!
久しぶりに来たかも!