つーか、恋華とこんなゆっくりとした日常過ごすの久しぶりだ。


こんな日常ならいくらでも続いてほしい。


「ふぁ~……たくさん寝たのにまだ眠い……。寝ちゃいそう……」

「寝れば?俺も寝るから」

「んー……おやすみなさい…」

「おやすみ」


俺の膝に座ったまま眠りに付く。


そっと、ベッドに寝かせて俺も寝そべる。


この寝てる時の幸せそうな顔を見てても、全然飽きない。


「寝るのはやっ……」


寝ている恋華にイタズラで頬を引っ張る。


起きる気配ナシ。


まぁ……こんなのも悪くねぇな。


長い睫毛が魅了して、スヤスヤ寝てる恋華の唇にそっとキス。


俺も少し寝よっと………。


学校をサボリ、二人で寄り添う春の日のこと。