俺に腕枕されてぴったりくっつく恋華。
ぐったりして今にも眠そうな目付きしてる。
俺はまだまだ足りないくらいなんだけど……
恋華が頑張りすぎて限界みたい。
「伊月くん……眠たいかも…です…」
「寝ろ。つーか、俺んち泊まれ」
「でも明日は平日だし…学校が…」
「逆にそんなんで学校行けんの?」
「こんな風にしたの伊月くんのせいだもん…」
涙目で俺を見上げながら、ギュッと擦り寄って来る。
あぁ……かわいすぎ。
もっとイジメたくなるし。
「なぁ……もう一回我慢できるか?」
「へっ!?さ、さすがに……勘弁して下さい…」
「ただ寝てるだけでいいから…」
「いやっ……ん…伊月くん…」
また俺の下で泣きそうな顔で名前を呼ぶ。
そんな顔されても逆効果。
明日の朝、恋華に怒られるの覚悟で……
意地悪してやる。