お腹いっぱいご飯を食べて満足なあたし。
伊月くんの部屋へと帰る少しの距離なのに、手を繋ぐ。
「あ、お前今日俺んち泊まりな。もちろん拒否権ナシ」
「そのつもりですよ~」
「ふーん……なんなら、風呂一緒に入る?」
「それはダメですって!」
お風呂一緒に入るってあたしには、ハードル高過ぎる……。
今夜のこと考えただけで精一杯なのに……!
結局、お風呂は別々。
伊月くんの部屋のお風呂に入り、あたしはうららちゃんのプレゼントの下着を身に着けてみる。
大理石の洗面所の全身鏡を見てビックリ………
「め、面積……ちっちゃい……!」
とゆうか、あたし……セクシーな下着似合わなすぎる!
伊月くんに見られたら絶対に笑われる……。
あたしはその下着の上からバスローブを羽織り、伊月くんが待ってる寝室に戻った。
「あれ……?伊月くんお風呂入ったの?」
「俺の部屋だけじゃないし。ほんとの風呂場行って来た。女って長いなぁ~」
「そうかな?男の子が短すぎるだけですよ」
「あっそ。つーか、そんなことより……来いよ…」
少し胸元が開いたバスローブ姿で、色気全開の伊月くん。
あたしの心臓も鼓動が大きく鳴り響く。