俺様な伊月くんがこんなに小さく見えたのは初めてです……。


こんな日に限って、伊月くんは先生に呼び出しくらって居残りだし………


今はなんとなく伊月くんの側にいたい気分なのにね……。


先生の意地悪!!



一人靴箱のロッカーを開け履き替えていると、聞き覚えのある声が。


「あれ~♪かっわいい女の子発見!!って、恋華ちゃんじゃーん!」

「大和くん!今帰り?」

「そんなとこ~……伊月は生活指導入って居残りか」

「生活指導ですか……伊月くんらしいね」

「だよね~!アイツもこうゆう時は臨機応変にしなきゃダメなのに」


いつも金髪の大和くんは、スプレーで一時的に黒くしたみたい。


伊月くんは茶髪そのままだったもんね……。