「ん~……こっちのピンクもかわいいし……」
「前もおんなじ様なの着てただろ。俺なら……黒」
「でも白もかわいくないですか?」
「すいませーん。このピンク、黒、白のドレス3着下さい」
「え``!!そんなに!?」
俺の誕生日パーティー当日。
恋華のドレス買うために、出掛けたはいいけど優柔不断な俺ら。
なんなら、3着買った方が楽じゃん?
それにコイツ1着もドレス持ってないらしいし。
「伊月くんの誕生日なのに、あたしが買ってもらっちゃった……ありがとうございます!」
「持ってないなら買うしかねぇじゃん」
「でも~……」
「時間もねぇから、速く俺んち戻るぞ」
柳田の運転で家に戻り、パーティーに行く準備。
俺はスーツ着ちゃえば終わりだけど………
恋華はどんなんなるかなぁ。