しんと静まりかえる座。
リョウジがつぶやく

「そんな話、酒の肴にすることじゃないだろ。」

―もしかしてかばってくれたのかな…
ドキンとアイの胸がうつ

「そうだね…昨日の今日で…ゴメン、アイ」
しゅんとするミキ

「アタシならヘーキヘーキ!!そんなあやまらないでよ〜っ」
リョウジの瞳がまっすぐアイを見る。

「ごまかすのは、余計に人にきをつかわせる。」

「…」

「リョウジ〜。冗談じゃないか。お前ってどうしよもなくカタいんだから…」
あわててシンがとりなす。

黙ってビールを飲んでいるリョウジ。

―何、このヒト…冷たい…。やな感じ!!あのときホームでは、優しい目をしてたのに…

負けじとビールを一気飲みするアイ