ちょっと前までは、もぅちょっとましだと思ってたのにな…


華の女子高生!って思ってたのに。



「ねーねー。萌華ーー!」

「何…。美紅、朝からテンション高いんさ!」



幼馴染みの美紅。
可愛くて、ちっちゃくて、それなのにうちらのバンドのベース。
運動神経もいいし、基本、なんでもできる。


そら、そーだよね。


この子可愛いもん。
彼氏、できるよね。(涙)



「えへへー♪だって今日ねーっ!」
待て待て…
どーせまた……


「わかった!わかった!ノロケはいいから!


まぢ、私が彼氏いないからって
絶対バカにしてんだろーっ!!笑笑」


そう。
私。彼氏いないの。



「あんねー。言っとくけど。

萌華に彼氏が出来ないのは萌華が悪い!笑笑
何回もふってんだから!」
…………。
なにも言い返せない。


実際いらないし。





私は音楽だけでいい。



「だっていらないし」


「なら、バカにしても怒んないでくださーいっ!」
うっ……。


「はいはい。」





私の頭の中ではこんなんじゃなかったんだよ?笑笑



バンドしてー、かっこいい人、見つける予定だったの。











けど。

ね。笑笑






何回もコクられてるっちゃコクられてるけど


みんなタイプじゃないんだもん。
とか言って、自分のタイプとかよく分かってない人。笑笑




しょーがないでしょー!
好きな人だっていないし。



うん。

しょうがない。