その時。
・・・ガシッ！！
「！？」
後ろから急に腕を掴まれた。
『何がいいんだよ！？』
・・・何言ってんの。龍？
とぼけた顔で龍を見てた。
『これでも、分かんない？』
「！？」
一瞬のうちに引き寄せられるｶﾗﾀﾞ
「・・・っ・・・ふぁ」
龍の唇が、私の唇に重なって、
龍の舌が割り込んでくる。
「ッッ・・・ふっ・・・龍ぅ？」
龍の胸を軽く叩くと、龍は唇を離した。
「りゅっ・・・ぅ？なんで・・・？」
『何でって、柚夏が訳わかんない事、言うからでしょ？』
「・・・？？」
龍の顔を見上げると、顔を真っ赤にしながら、龍が言った。
『だからッッ！！柚夏が好きだって言ってんの！！！！』
ッッ！！本当・・・？
「本当・・・？」
『本当って、好きじゃなかったら付き合わないでしょ。』
「ふぁ〜〜んっっ！！りゅーー」
私は、安心やらなんやらで、また泣き出した。
『はっ！？お前何で泣いてんの！』
「もっと言ってぇ〜〜〜」
『は？』
「好きって言ってぇ〜〜〜！」
