だって、わかんないんだもん。
龍の気持ちが、
告ったのだって、私からだし。
『好き』だなんて言ってくれた事もないし。
他の女の子とだって、仲よさげに話してるしさ。
私が男子とずっと喋ってても何も言ってくれないし。
龍は、カッコ良くって。
私何かと釣り合わないの知ってるし。
告白の返事してくれたのだって【奇跡】みたいなもんだし。
私ばっかり龍の事好きで、
龍は私の事好きじゃないんじゃないの・・・?
不安だよ・・・・。
「私の事、本当に好き・・・?」
『はっ!?何言ってんのお前。』
やっぱりね。
好きじゃないんでしょ?
無理しなくていいよ・・・。
私だって、辛いだけだもん。
「もういいよ・・・。別れよ?私の事好きじゃないんでしょ?だったら無理しないでいいよ」
私は、ここから抜けだそうと、
ドアの方へと、向かった。