「・・・龍のばかやろーーー!!」
『誰が馬鹿だって』
「っっ龍・・・!!」
頬を膨らましながら、龍の事を睨みつけた。
「もぅさー、いい加減にして?柚夏。」
呆れた顔で、こっちを見てるのは、私の彼【龍多】
だってもう、屋上で叫ぶのが
日常みたくなってる。
「・・・ふん。龍が悪いんだよ」
『はいはい。教室戻りますよ。』
いっつも、こうやって子供扱いするし。
同い年なのにさ
「龍のばかちん・・・。」
『ばかちん?』
えっっ!今私思ってる事口にだしちゃった!?
『あのさ、もういい加減そーゆーの止めて?俺、そろそろ疲れるし。毎回、毎回訳も分からず居なくなるし。』
そういって、龍は背中を向ける。
・・・・そんな、
そんな冷たい目で見ないでよ・・・・・。
「龍のばかっっ!!」
私は、その場にあった石を投げつけた。
『ッッ・・・たっっ!!おまっっ・・・!!馬鹿っっかッッ・・・!!』
自分でも、コントロールが出来なくて、涙がこぼれだす。