裸足だけど関係ない。


皆にじろじろ見られてるけど関係ない。


「はっ…はぁ」


校門を突っ切ったところで、息を整える。


…君は見ただろうか。


君の名前が書かれたあの紙を。


皮肉もこめて“気づけよバァーカ”って書いたあの紙を。


見たよね。


きっと。