「ねぇ和花」


「なに?」


「危なくなったら、1人で逃げてね」


「芹香……」


「犯人の目標はあたしなんだから。和花は巻き込まれないように気をつけて」


まだ、ゲームの事も半信半疑なままの和花だったが、あたしの言葉に静かにうなづいた。



そして、2人同時に曲がり角を曲がった時……。