あたしの不安を察して和花がそう言った。


「うん……」


そのタイミングで、携帯電話が震えた。


画面を見ると【レベル3 プレイ】の、文字。


それはまるでゲームが生きてあたしたちの会話を聞いていたようなタイミングで、あたしはゾクリと寒気を感じた。


「やるよ、和花」


「うん」


小さな画面を見つめ、あたしは【プレイ】ボタンを選択した……。