そばにいる。短編

記憶

私には、幼稚園の時からの友達がいる。

名前は隼人。

幼稚園を卒業して、小学校に入ってもずっと一緒だった。


中学校に入って周りから冷やかしをえけたりしたけど、それでも友達として一緒にいた。

キンコンカンコーン。

終礼のチャイムの後隼人に呼ばれた。

「咲、話がある。」


いつもと少し違う隼人に戸惑いを感じたけど、
気にせずに横に座った

「俺と付き合ってくれ。

１ヶ月だけで。」

「いや、意味がわからないから!!」

隼人が私のこと好き？

しかも、１ヶ月間つきあう？

意味分かんないよ。

「おどろいた？
ずっとアピールしてたのに咲気づかないんだもんなぁ。」

ヘラへ笑いながら話す隼人が嫌だった。

今の関係でいたい。