「佐藤!寝過ごすよ!」

思いっきり佐藤の肩を叩く


「んー。やばい!降りなきゃ」

今日はちゃんと電車を降りることができた

「おはよ。ありがとなー!」

「どーいたしましてー」


佐藤としゃべるのは3週間ぶりぐらい

意外と普通にしゃべれた

ってか気まずかったのは私だけなのかな?


「今日は遅刻しないな」

時計をみると8時20分

ゆっくり歩いてもまだ間に合う時間


「そうだね~。私いなかったら遅刻だったよ?」

意地悪く笑う私


「いや、俺は瞬間移動できるから実際間に合ったな」

なんて冗談を言う佐藤


私に幸せな日常が再び訪れた

今はまだこうやって話ができるだけで良いかな


でもいつかはね‥

その手を握りたい‥

だから私はずーっとずっとあなたに恋し続けるよ