あれから十分。


どうにか怒る綾香を押さえ、話を続ける。


「で、まこはどうするのよ!このままでいいの!?」


まぁまだ怒ってるけど...。


「...このままじゃやだ。」


「じゃあ返り討ちに...「それもやなの!」」


今度は私が言葉を被せる。



俯きながら言葉を続ける。



「綾香にいってもらったら、そんなの言われるのはなくなると思う...でも、なんか認められてないままってのもやだ。」




「じゃーどうするの?別れるの?」


綾香は俯いた私の頭を優しく撫でながら優し問いかける。


私は俯いたまま首を横にふり呟く。


「...別れない。」