部屋を見渡すと畳に、押入れ、鏡台…。







隠れられそうな場所は押入れだけだった。










「アハハハハハハハハハハハハ」










仕方ない、考えてる暇なんてないんだから一か八かで…。そう思って私は押入れのふすまを開けて中に入った。










「アハハハハハハハハハハ」









化け物の奇声がどんどんと大きくなっていく。この部屋に入ったのだろうか。