「ガタガタッ。」という音が今いる場所より少し離れたところにあった扉の奥から聞こえてきた。











「ヤバいっ!隠れろ!」公太が静かにそう言い、私は慌てて音がした場所からは死角になるであろうコンロの前の方に移った。







が、運が悪いのだろうか隠れる場所なんてなく必死に隅のほうに身を寄せた。










叶や公太は大丈夫だろうか、と思い視線を左に移すと先ほど出てきたところで伸がこっちを見て微笑んだ。











それを見て寒気を感じた私はなるべく伸のほうを見ないでおこうと思い右側を見るとオシャレなドアノブを見つけた。











と同時に「ここから人が入ってきたらどうしよう!」という心配が出てきたのだけども好都合なことに扉の奥から人のいる気配もしなければ足音も聞こえなかった。