「ここ…、地下かな?」






出るなり叶がそう口にした。確かに見る感じに地下だ。










「階段、とりあえず上ってみようぜ。」







そう言って、出口の左横にあったコンクリートの階段を公太が上りだした。











「俺らも行こうぜ。」という叶の言葉で私達も上へと上る。










突然、前の光の足が止まったかと思えば「くそ、叶手伝え。」なんていう公太の声が聞こえてきた。









「せーのでいくぞ。せーのっ。」なんていう声の後に「ガシャンッ」という音が聞こえてきてまた直ぐに光の足が進んだ。