「ハァ…ハァ……」









武器まではさほど遠くなかったのだが、恐怖のせいかかなり走った気分になった。










「りなぁ〜、待ってよぉ〜!」










そんな秋奈の声を聞いたと思ったときにはもう遅かった、誰かが私の肩を触ったんだ。









─────誰!?この状況だったとしたら秋奈…、ここは振り向くべきなの!?










恐る恐る顔を後ろに向けてみる。