「殺してやる…。殺してやる…。」








何かの呪文のようにずっと唱え続けているのはやっぱり伸だった。









だけど、伸は寝ていて無自覚で言っているのが分かりさっきよりも気味が悪く思ってしまったのは事実だ。









「ん…。」










明かりは頭上にいっこの豆電球がある。だから暗くても見えるんだけど、太陽が見えないから今が夜なのか夕方なのかは全然分からない。









もしかしたら今頃行方不明のニュースでも流れてるのかな…。と考えながら私は再度横になった。










やっぱり居心地のいい場所とは言えなかったけれど、思ったよりも早く寝ることができた。