翼「おいっ、律!!!」
『………ちょっと黙ってねー』
無理矢理着替えさせた翼を椅子に座らせる。
あー、あー、足開いちゃだめじゃん。
翼のフワフワした茶髪をまとめあげて、
ウィッグを被せる。
ふんわりとした茶髪のミディアムヘアだ。
綺麗すぎる顔にも軽くメイクを施す。
…………睫毛長っっ!!!
女子に恨まれそうだ。
『…………うわ、似合いすぎ』
翼「なにがしたいんだ………」
もう抵抗を諦めた翼は、
今にも泣きそうな顔をしている。
『うー、可愛い……』
ぎゅうっと後ろから座っている翼に抱きつく。
翼「嬉しくないって……」
はぁっとため息をつきながらも、
あたしの頭を撫でてくれた。