『おい、秋』
完全に頭の血管が何本か切れただろう。
ぶちギレたまま悠々と教卓に立つ担任を睨み付ける。
秋「…は、はいっ」
翼「律、落ち着け」
『あ?至って冷静だ。秋、学年違うけどさぁ………烈と伊吹と渉は俺らのクラスと一緒でいいよなぁ?』
秋「………蒼空さんに言っときます」
『へぇ、蒼空は無理とか言わねぇよなぁ…』
秋「………」
響「………言えるわけないな、蒼空さん」
青ざめる秋はほっといてと……
あー、もう、どうしようか。
何かいい案はないかと視線をめぐらす。
翼「……?」
不思議そうにあたしを見ていた翼と目があう。
………………あ、そっか。
皆巻き込んじゃえ!!!
てなわけで、携帯である人に電話。
『あのー、ちょっと協力してほしいんです』
爆笑しながら二つ返事で了承を頂いた。
………………恥は皆でかくものでしょ?