━━━━「………律!!!」




何処か遠くから聞こえた声。
あたしが求めていた声。

…………何度も欲しい言葉をくれた声。










━━━━━バンッ……


「鈴次さんっ、桜花と翠嵐の奴等がっ!!!」


鈴次「………チッ」


荒々しく開いたドアから下っぱらしき男の焦った姿が目に入った。


桜花……?翠嵐?
………皆が来てくれたの?




鈴次はあたしの上から降りた。


鈴次「……ここはバレないはずだったんだが」




少し顔を歪め、悔しそうに呟く。





鈴次「食い止めておけっ!!!」


下っぱ「……はっ、はいっ!!!」