准「わぉっ。イケメンだー。」



……ジロジロ見られてなんだか居心地が悪い。

イケメン?准さんのほうがイケメンじゃ…




『…綾崎翼です』


いちおー、自己紹介を。

俺に続いて翠嵐の他の幹部も自己紹介をした。







准「………ん?翼って翔太んとこの……」


『……あ、はい。親父がお世話になってます』



准「おー。でかくなったなー、お前」


そう言って微笑む准さん。
きっと普段は優しい親父さんなんだろう。








廉「親父、本題に入れよ」


呆れ顔の廉さんが言う。





准「あぁ、お前らこんな組の闘いに巻き込んで悪いな。」


朝陽「いえ、僕たちの意志ですから。律ちゃんを早く助け出したいです」


珍しく朝陽が一番早く言葉を発した。

それに続いて俺も頷いた。






准「そうか………律も良い仲間を持ったな」


准さんは少し遠くを見るように目を細めた。