桜花の歴代総長の中でも最も恐れられている1人である廉さん。

ましてや全国No.1を誇る八神組の次期組長でもあるからキレたらヤバいことは容易に想像できる。




烈「急ぐぞ!!!」


烈の声で倉庫の中にいた全員が一気に動き始めた。






俺も素早くバイクに飛び乗って烈たちの後を追った。













































……………異様な雰囲気が漂う。


目の前にそびえ立つ須藤組の文字。


闇烏の倉庫から5分ほどで着く、近い場所だった。






『………どうするんだ?』



響「下の奴等は危険だから置いていく」




響の静かな声。

響が見つめる先には見事に蹴破られた立派な門と散乱した瓦礫。







烈「…もう、組長のところまで着いてるだろ」



そう言って烈を先頭に壊れた門をくぐった。