アイツはそう言ってあたしに近づいてきた。
ゆっくりベッドに押し倒されたときは、
何も考えられなくて、
身体に力が入らなくて、
怖いのに声すら出なくて、
抵抗出来なかった。
鈴次「……いい子だね」
真上にアイツの顔が来たとき、
やっと身体が動いた。
『……いやっ…だ……やめてっ!』
身体をよじって必死に逃げようとした。
鈴次「あー、暴れないで」
必死に力を入れるのに、
意図も簡単に押さえ込まれた。
『………ヤダッ!!!!』
気付けばボロボロ涙を溢していた。
鈴次「もう、逃げられないよ」
『…………んっ』
アイツの顔が近づいてきたと同時に、
あたしの頭は真っ白になった。
鈴次「…やっぱり、いいね。八神組潰せるだけでいいかと思ったけど、君が欲しいなぁ」
息が届くくらいの位置で言われて、
身体が硬直した。
………気持ち悪い。