『……やっと着いた』
昨日はバイクだったからなぁ。
久々に歩いたからちょっとしんどいかも。
しばらくぼっーと倉庫を見上げていた。
『………入んなきゃ』
昨日あたしがぶち壊したシャッターの所から中に入る。
下っぱ「………誰だ?」
顔が傷だらけの下っぱが出てきた。
あー、事前に連絡しときゃ良かった。
今さら後悔する。
んー、説明するのも面倒だし。
『………朝陽ー!!』
思いっきり叫んだ。
下っぱ「……はっ?」
下っぱくんも驚いてる。
そりゃそうか。
いきなり来た女が副総長を呼び捨てで呼んでるんだからね。
朝陽「………はっ!?律ちゃん?」
珍しく驚いた様子で朝陽が2階から出てきた。