律side 「行けぇー!!!!」 相手の総長らしき奴の声で、喧嘩が始まった。 一斉に300人が襲いかかってきた。 『……お前ら、行け』 俺の低い声とともに下っぱと幹部たちが走っていく。 ――――時刻は19時。 身体の血が騒ぐのを感じた。 幹部が全員で喧嘩するなんていつぶりだろう。 今日は須藤組との対決に備えて、 皆、幹部を連れてきた。 俺はそんなことを考えながら、 襲いかかってくる敵を倒していった。