響「大丈夫、そんなことはさせないから」 響の優しい声が、 奏「うん、響の言う通り」 奏の優しい雰囲気が、 烈「律姉に手出しはさせないよ」 烈の真っ直ぐな瞳が、 伊吹「負けないよ!!」 伊吹の明るい笑顔が、 皆がいるから、あたしは強くいられる。 こんなに心強い味方、いないよ? 『ありがとう、……行こっか』 あたしは微笑んで、立ち上がった。 ソファーにかけていた特攻服をバサッと羽織るとあたしは『紅』になる。