律「…ご心配なく。怪我はしないんで」

そう言って律は笑った。




『あぁ』

不意討ちの笑顔にびっくりして、赤くなった顔を隠すために律の頭を撫でた。

笑顔を見たのは2回目。



ったく、そんな笑顔見せてると襲われるぞ。







律「喧嘩でも見てみますかー」


―――シャッッ……

律がカーテンを開けるとそこから校庭が見えた。


『なんだ、こっから見えるんだ』


律「まぁね。屋上からの方が校庭一望出来ていいんだけど」