『……まぁ、一部怪我した奴もいるが…なんとかなったよ』



響「……怪我がねぇのお前ぐらいじゃん」


『……顔はな』






見るからに酷い顔なのは渉。

朝陽と夜月はそうでもない。










朝陽「…結構な数の族を倒したよね~」


桜花から須藤組と他の族の状況を聞いてからはずっと喧嘩してる感じだ。


『まぁ、そうだな』


全国レベルの族は残り少し。








夜月「そろそろカタがつくんじゃね?」















響『……面倒なところが残ってんだけど』

響がボソッと呟いた。

ようやく俺に聞こえるくらいの声で。









響の顔は怖いくらいに真剣で、
自然と息を呑んでいた。