律side



あっつー…


「よそ見してんじゃねぇ!!」


後ろから男が殴りかかってくる。


――バキッ…「ぐぁ…」


『……あっぶねー』







伊吹「紅さん、こっち終わったー!!」


遠くで伊吹が満面の笑みで手を振る。



『…じゃ、後始末頼む』


伊吹「はーい」






さっさと倉庫の幹部室に上がってソファーに倒れこむ。


響「お疲れ」


そう言って響がジュースを渡してくれる。


『…何より暑いのが嫌だ』


奏「しょうがないだろ、もう7月だぞ」





今はもう7月。

世間一般じゃあ、もうすぐ夏休みだ!なんて気分なんだろうけどあたしたちはそれどころじゃない。



今だってNo.8を倒したところだ。