ちょっと変わった白雪姫



すると突然、ドアをたたく音が聞こえました。


どうやらやっと継母が来たようです。


白『どちらさま?』


継母「やあ、お嬢さん。ここにおいしい
  リンゴがあるんだか勝っては
  くれないか?」


ニヤニヤした笑みで話しかけてきます。


白『悪いですけど、うちにそんな余裕は
  無いです。第一怪しすぎるわ。
  今時リンゴを売り歩くなんて。
  聞いたことがないわ。訪問販売なら
  お断りします。ただでさえ詐欺見たいな
  ものなのに。』


継母「そ、そう言わずに買っておくれよ。」


白『嫌だって言っているでしょう?
  警察呼びますよ?その年で刑務所は
  嫌でしょう?さっさと立ち去った方が
  身のためですよ?それに今時そんなの
  もうからないわよ!転職したほうが
  いいのでは?』


継母は言い返すことが出来ず、突っ立った


ままでした。


白『用がないなら帰っていただけません?
  私忙しいんです。あなたとちがって。
  家のことを任されてるんです。
  それでは。二度とこないでくださいね。
  迷惑で邪魔なだけなので。』


バタンッッ!


音を立ててドアが閉められてしまいました。


継母「……………………。」


継母は仕方なく毒リンゴを端のほうに


置いていきました。


継母「なんで私が恥をかいたみたいに
  なってるのよ!!!」


自分の目的も忘れ帰って行きました。


白『はぁ。やっと帰ったてくれたわ。
 しつこいんだから。よしっ、続きを
 しましょっと!』


そう言って次は洗濯物を干し始めようと


しました。


白『あら?さっきの人リンゴ、おいて
  いったのね。ただでくれるならそう
  いってくれればいいのに。
  まったく、もう!』


白雪姫は毒リンゴだと知らずそれを


家の中にいれてしまいました。


その頃


狩人は慌てていたため、隣町まで


来てしまいました。


すると偶然にもその国の王子様にぶつかって


しまいました。


狩「すみませんっ。」


狩(まずいっ!全く気づかなかった。)


王「いや、平気だよ。君こそ大丈夫かい?」


王子様は優しかったので許してくれました。


狩「はいっ。すみませんでした。」


王「どうしてそんなに慌てていたんだい?」


狩「お恥ずかしながら………」


狩人は今までにあったことを話しました。


王「ほぉ~。そんなに可愛らしいのか。」


狩人の話しを聞いて王子様は白雪姫に


興味を持ったようです。


どうやら狩人は白雪姫を殺すどころか


二人のキューピットになりそうです。

白『はあー。やっと全て終わったわ。
  ちょっと一休みね。』


先ほどのリンゴが目に入りました。


白『ただでくれたのだから、ひとつ
  いただこうかしら。』


そう言って白雪姫は毒リンゴを


食べてしまいました。


白『うっっっ!?』


バタッッ!!!


そのまま倒れてしまいました。

小「けっこう切たなー。そろそろ
  帰ろうか!」


小人s《うん!(あぁ!)》


小人たちは木を切るのをやめ家に


帰りはじめました。


しばらく歩いて家についました。


小人s《ただいま~!!》


しかし返事がありません。


小「白雪姫?っ!?白雪姫!?」


一人の小人が白雪姫が倒れていることに


気づきました。


けれども時すでに遅し。


白雪姫は息をしていませんでした。


小人は涙を流しはじめました。


そんなときふと、後ろに気配を感じました。


小「あなたはっ!」

王子は狩人の話しを聞き終え、


白雪姫に一目会ってみたいとおもいました。


行動は速いほうがいいとおもい、


さっそく会いに行くことにしました。


白雪姫が毒リンゴをたべたともしらず。


王「はやくあってはなしたいな。」

継母は帰った後しばらく意気消沈していました


継母「ああ!なんなのよ!?もうっ!」


鏡(うるっせーんだよっ!!!)


白雪姫が毒リンゴを食べたとは思いもせず


叫んでいます。


継母「あぁ!!鏡よ鏡この世で一番美しいのは   だれなのよ!?」


鏡「~~様でこざいます。」


継母「はっ!?って、えっ!?
  白雪姫ではないの?」


鏡「はい。どうやら白雪姫は死んだようです。
 しかしこの世で一番美しいのはあなたでは  ありませんが。」


継母「あの子死んだの!?なのに私が
  一番じゃないですって!?」


鏡「はい。そうです。そろそろ自分の姿を
 自覚してはいかがですか?クスッ」


継母「何ですって!?」


鏡「もうこの会話飽きました。なので
 あなた、死んでくださいません?」


継母「えっ?」


そう鏡が言ったあと鏡が割れ、継母のほうへ


飛んでいきました。


継母「キャァァーーー!!!」



小「あなたはっ!」


小人が振り返ると王子様が立っていました。


王「なんてことだ!?死でしまっだと!?」


そう言った後、狩人の話しを思い出しました。


王「そうかっ!継母に狙われていたの
 だった!!!」


後悔がこみ上げてきました。


王「もっと早く来ていれば…」


そして涙を流しました。


王「せめて棺にはいれてあげよう。」


そうつぶやきました。


小「そうですね…」


悲しみのあまり、独り言のような声でした。


白雪姫をガラスの棺にいれ


それを皆涙を流しながら見つめていました。


王「せめて一度でもいいからあなたと
 話してみたかったっ………!!」


そう王子はいい、白雪姫にそっと口づけを


しました。


すると


白『んぅ………ん』


白雪姫の瞼が開き始めました。


王「白雪姫っ!?」


小人s《白雪姫!!!》


白『あら……私……』


小「良かった~~!!
 この王子様が助けてくださったのですよ!」


白『本当に?ありがとうございました。』


王子は唖然としていましたが、


白雪姫がニコッとわらったので顔を真っ赤に


染めました。そして


王『私と結婚してくださいませんか?』


いきなりプロポーズしました。