白『でも本当に宿をさがさなくては。
天候が悪くなったら大変だもの!』
考えながらしばらく歩いていました。
すると小さな家が見えてきました。
白『あっ!あそこに泊めて貰いましょう。
お金はあるしね。』
そう言って歩いていきました。
継母「そろそろ白雪姫は死んだかしら?」
鏡(フッ、どうだかね。)
継母「鏡よ鏡この世で一番美しいのは誰?」
鏡(またかよっ!!!)
鏡「白雪姫です」
継母「はぁっ!?どういうこと!?」
鏡「白雪姫は生きています」
鏡(物わかりの悪いオバサンだな。
少しは頭使えよ!)
継母「狩人はどうしたの!?」
鏡「さあ?知りません?」
継母「キィーー!どうなってんのよ!
こうなったら自分でいくわ!」
鏡(どうぞご勝手に~クスッ
そのまま帰ってくんな!)
継母「これで大丈夫かしらね?
ばれないようにしないと。」
鏡(うわぁー。全然変わってね~。
ブサイクのまんまだな!)
継母「毒リンゴも持ったことだし出発
しようかしら」
鏡「どこにいるか知ってるんですか?」
継母「あっ!か、鏡、白雪姫がいるところを
うつしなさいっ!////」
鏡(クスッバカじゃねーの?
知らないで行こうとしたのかよ。)
鏡が白雪姫のいる場所をうつしました。
継母「今度こそ出発よ!」
継母はそう言って出かけていきました。
鏡(お前が毒リンゴ食えよ!)
コンコンッ
白雪姫は家のドアをノックしました。
すると小人が家から出てきました。
小「どちら様です……か////っ?」
白『私は白雪姫と申します。家賃は払うので
ここに住まわせてください。』
白雪姫はさらに続けます。
白『そうですね…毎月9万でどうでしょう?
納得行きませんか?なんなら掃除、洗濯、
お食事もつくりますよ?だめですか?』
小人は放心状態でしたが、はっ、と気づき
小「そんなものはいりません。
狭いですがどうぞ住んでください。」
慌てて答えました。
白『ありがとう。ニコッ』
小「//////////っ、い、いえ」
どうやら小人も白雪姫を好きになって
しまったようです。
小「どうぞ中に入ってください。
僕のほかにあと6人いますが。」
白『ありがとう!助かったわ。』
小人は喜んで白雪姫を家に入れました。
白(とりあえず家がみつかってよかったわ。
でも何で顔が真っ赤だったのかしらね?
風邪でも流行ってるのかしら?
まあ、家賃代がういたしよかったわ!)
小(絶対、鈍感だな。)
それぞれ考えていました。
白雪姫の紹介も終わり、あっという間に
小人たちは白雪姫と仲良くなりました。
白雪姫は天然で鈍感でしたがrealistだったので
意外にしっかりしていました。
なので、家のことなどは全て任されました。
白『うーん、食費をもっと抑えないとっ。
電気代もそこそこね。節約しないと。』
意外と現実的です。
白雪姫が家のことをやっている間は
小人たちは木を切りにでかけています。
なので家には白雪姫一人しかいません。
すると突然、ドアをたたく音が聞こえました。
どうやらやっと継母が来たようです。
白『どちらさま?』
継母「やあ、お嬢さん。ここにおいしい
リンゴがあるんだか勝っては
くれないか?」
ニヤニヤした笑みで話しかけてきます。
白『悪いですけど、うちにそんな余裕は
無いです。第一怪しすぎるわ。
今時リンゴを売り歩くなんて。
聞いたことがないわ。訪問販売なら
お断りします。ただでさえ詐欺見たいな
ものなのに。』
継母「そ、そう言わずに買っておくれよ。」
白『嫌だって言っているでしょう?
警察呼びますよ?その年で刑務所は
嫌でしょう?さっさと立ち去った方が
身のためですよ?それに今時そんなの
もうからないわよ!転職したほうが
いいのでは?』
継母は言い返すことが出来ず、突っ立った
ままでした。
白『用がないなら帰っていただけません?
私忙しいんです。あなたとちがって。
家のことを任されてるんです。
それでは。二度とこないでくださいね。
迷惑で邪魔なだけなので。』
バタンッッ!
音を立ててドアが閉められてしまいました。
継母「……………………。」
継母は仕方なく毒リンゴを端のほうに
置いていきました。
継母「なんで私が恥をかいたみたいに
なってるのよ!!!」
自分の目的も忘れ帰って行きました。
白『はぁ。やっと帰ったてくれたわ。
しつこいんだから。よしっ、続きを
しましょっと!』
そう言って次は洗濯物を干し始めようと
しました。
白『あら?さっきの人リンゴ、おいて
いったのね。ただでくれるならそう
いってくれればいいのに。
まったく、もう!』
白雪姫は毒リンゴだと知らずそれを
家の中にいれてしまいました。
その頃
狩人は慌てていたため、隣町まで
来てしまいました。
すると偶然にもその国の王子様にぶつかって
しまいました。
狩「すみませんっ。」
狩(まずいっ!全く気づかなかった。)
王「いや、平気だよ。君こそ大丈夫かい?」
王子様は優しかったので許してくれました。
狩「はいっ。すみませんでした。」
王「どうしてそんなに慌てていたんだい?」
狩「お恥ずかしながら………」
狩人は今までにあったことを話しました。
王「ほぉ~。そんなに可愛らしいのか。」
狩人の話しを聞いて王子様は白雪姫に
興味を持ったようです。
どうやら狩人は白雪姫を殺すどころか
二人のキューピットになりそうです。