「だっ…大丈夫だって!それより、コンビニかスーパー寄って。
トマトジュース買わなきゃだろ?」

慌てて視線を外す。

綺麗過ぎる顔を近くで見すぎるのは心臓に悪い。

「…そんなモノはあとでもかまわん。
まず、ゆっくり…」

「それこそ却下。
今日のコトだって無かったからおきたんだし…」

朝の出来事を思い出し全力で訴える。

「……確かに今朝は悪かった。
お前は本当に大丈夫なんじゃな?」

「大丈夫だって」

苦笑して答えれば、車が家とは別の場所へむかいはじめた。

それに安心して気を緩めた瞬間に……

寝てしまった。