「なぁなぁ、何組??」
「1組だけど…。」
組聞いてどうするの?私達今日だけでしょ?会うのは。
「へーー!ていうか名前は?」
「瞳子」
どうせ、おばさんみたいな名前って思っているんでしょ?他の人みたいに。
「どうやって書くの?」
「 瞳って書いて子供の子」
ほら、早く私の事からかいなさいよ。
覚悟できてるからさ…。
「なんか、いい名前だな!瞳のようにキラキラしてて、でも時々悲しそうで。お前にピッタリな名前だな!」

初めてこんなこと言われた…。
いっつもこの名前が嫌だと思っていた私、だけど今ので少し、少しだけ自分の名前が気に入った。
「褒めてくれて、ありがと」