そんなことを思っていたら授業が始まっていた。
いけない、集中しなきゃ。
でも、そんなことを思っていてもやっぱり集中はできない…。
私は席が窓側だったので窓から外の風景を見回した。6月なのに、今日は珍しく晴れている。
なのでグランドで体育をやっているクラスがいた。
「っあ…。」
グランドを見てみると光希君が居た。
体育得意なのかな?
光希君のクラスは陸上競技をやっていた
「わぁ…。足速い。」
そんな事を思いながら、グラウンドに夢中になっていた。
夢中になっていた、あまりにノートをとり忘れていた。やばい。
黒板消される前に早く書かなきゃ!!
どうか、まだ消されませんように。

私の思いは届かず、すぐさま消されてしまった。
さすが厄日、ここまでとは。