光希君に拾ってもらった飲み物が少し生ぬるくなってる。時間たったからかな?
ていうか何分たったっけ…?
っあ!やばい。 私は伊織と伶奈の元へすぐに言った。
「おかえりー!どうしたの?顔赤いよ」
そう。私は赤面症。先生に話しかけられるだけで顔が赤くなり、男子に話しかけられるだけで顔が赤くなる。
恥ずかしくはないんだけどいつのまにか顔が赤くなっている。だからよくみんなに勘違いされる。
その勘違いの部分をよくわかってくれているのが伊織と伶奈。

私はこの二人がいなければきっと周りのみんなにずっと誤解させていただろう。
「瞳子なんかあった?」
「んーと。香水ばーばーの人に飲み物拾ってもらった!怖かった!」
「おぉー頑張ったね〜。」
本当に頑張ったと思う。