「いいですねぇ~このソファ」

「そうですか?気に入ってもらえたなら良かったです」


片付けも済んで、まったりタイムに突入した私と惣介さんは、二人ソファに座る。

黒いソファの上に置かれていたクッションが惣介さんの車の助手席にあるクッションと同じ柄で、もしかしたら私のために用意してくれたのかも、なんて思ってしまう。

私はちょうどいい弾力のあるソファを少し揺らしていたんだけど……


「……。あの、惣介さん……?」

「ん?どうかしましたか?」

「いや……えっと」


惣介さんは私の方に身体を向けていて、笑顔を浮かべて私のことをじっと見ている。

すごーく視線が気になってドキドキしてしまう……。

しかも、私が惣介さんの方を見ても視線を外してくれなくて。


「あっ、あのっ。さっきの話の続きって何ですか!?」


私は視線を振り切るように、惣介さんに問い掛ける。